Arduino-Digital I/O関数(デジタル入出力関数)の使い方
当記事では、ArduinoのDigital I/O関数(デジタル入出力関数)の使い方について詳しく解説します。
Digital I/O関数を使うことによって、Arduinoボードのデジタル信号の出力や入力を行うことができます。
なお、その他のArduino関数・ライブラリについては、以下の記事をご覧ください。
Digital I/O関数(デジタル入出力関数)
関数 | 引数 | 戻り値 | 説明 |
---|---|---|---|
void pinMode(pin, mode) | pin:対象のデジタル入出力のピン番号 mode:入力、出力、プルアップ入力のモード指定 | なし | デジタル入出力のモード切り替え |
void digitalWrite(pin, value) | pin:対象のデジタル入出力のピン番号 value:5V/HIGHまたは0V/LOW | なし | デジタル出力 |
int digitalRead(pin) | pin:対象のデジタル入出力のピン番号 | ピンの入力状態をHIGHまたはLOWで返す | デジタル入力 |
pinMode()/デジタル入出力のモード切り替え
- 関数:void pinMode(pin, mode)
- 引数:pin⇒対象のデジタル入出力のピン番号
- :mode⇒入力、出力、プルアップ入力のモード指定
- 戻り値:なし
pinMode()関数は、引数で、対象のデジタル入出力に「ピン番号」と「モード」を指定して、デジタル入出力のモードを切り替えます。
モードは「入力:INPUT」、「出力:OUTPUT」、「プルアップ入力:INPUT_PULLUP」から選択できます。
digitalWrite()/デジタル出力
- 関数:void digitalWrite(pin, value)
- 引数:pin⇒対象のデジタル入出力のピン番号
- :value⇒5V/HIGHまたは0V/LOW
- 戻り値:なし
digitalWrite()関数は、引数で、対象のデジタル入出力に「ピン番号」と「出力電圧」を指定して、デジタル出力を行います。出力電圧は、「5V:HIGH」、「0V:LOW」になります。
digitalRead()/デジタル入力
- 関数:int digitalRead(pin)
- 引数:pin⇒対象のデジタル入出力のピン番号
- 戻り値:ピンの入力状態をHIGHまたはLOWで返す
digitalRead()関数は、引数で、対象のデジタル入出力に「ピン番号」を指定して、デジタル入力を行います。
入力電圧の状態は、戻り値で5Vは「HIGH」、0Vは「LOW」を返します。
サンプルプログラム(サンプルスケッチ)
Digital I/O関数を使って、LEDやスイッチなどの電子部品を動かすサンプルプログラムを紹介します。
LED(発光ダイオード)
ArduinoのDigital I/O(デジタル入出力)の関数を使ったプログラムで、LEDの点滅を行います。
スイッチ
ArduinoのDigital I/O(デジタル入出力)の関数を使ったプログラムで、スイッチの入力状態を読み取ります。
おすすめのArduinoボードはどれ?
当記事『Arduino-Digital I/O関数(デジタル入出力関数)の使い方』では、Arduino Unoを使用したサンプルプログラムを解説してきました。
やはり、たくさんの種類のあるArduinoボードの中でも、最も基本的なエディションのArduino Unoがおすすめなのですが、Arduino Unoと電子部品を組み合わせたキットも存在します。
電子工作初心者にとっては、いちいち電子部品を別途購入する必要がないので非常に有用です。以下の記事で初心者でもわかりやすいように、ランキング形式でおすすめのArduino Unoを紹介しているので、ぜひご覧ください。
また、以下の記事で、安価でWi-Fi/Bluetoothに対応している「ESP32開発ボード」についてもまとめてみました。
このボードは、Arduinoボードではありませんが、Arduino IDEでソフト開発ができるため、電子工作でIoTを実現したい方におすすめです。