LTspiceのシミュレーション

LTspice-解析に使用する独立型電圧信号源の設定方法

LTspiceではシミュレーションを行う際、信号源の設定が必要です。

当記事では、解析に使用する独立型電圧信号源の設定方法を中心に詳しく解説します。

Independent Voltage Sourceの開き方

独立型電圧信号源の設定は「Independent Voltage Source」の画面で行うことができます。

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回路図エディタ画面のツールバーから、「Component」をクリックします。

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「Misc」を選択して「OK」をクリックまたは「Misc」をダブルクリックします。

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「signal」を選択して「OK」をクリックまたは「signal」をダブルクリックします。

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「signal」を回路図に配置後、マウスで「右クリック」して編集画面を開きます。

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「Independent Voltage Source」の画面が開き、信号源の設定ができます。

「cell」、「voltage」も信号源として使用可能

「cell」、「voltage」の部品モデルも信号源として使用可能です。ただし、通常の電源と区別がつかなくなってしまうので、やはり信号源としては「signal」の部品モデルを使用した方が良いと思います。

もし、「cell」、「voltage」で信号源の設定をしたい場合、回路図の部品をマウスで右クリックすると、上記の画像の画面が表れるので、「Advanced」をクリックします。

すると、「Independent Voltage Source」の画面が開き、信号源の設定ができます。

共通の設定

「Independent Voltage Source」で、「DC Value(DC電圧値)」、「Small signal AC analysis(.AC)(小信号AC解析)」、「Parasitic Properties(寄生プロパティ)」の三つが共通の設定になります。

DC Value(DC電圧値)

設定項目 説明
DC value DC電圧値


※「Function」で「none」を選択した時のみ設定できます。

Small signal AC analysis(.AC)(小信号AC解析)

設定項目 説明
AC Amplitude AC波形の振幅
AC Phase AC波形の位相


※シミュレーションでAC解析(.ac)を行う時に設定します。

Parasitic Properties(寄生プロパティ)

設定項目 説明
Series Resistance[Ω] 直列抵抗値
Parallel Capacitance[F] 並列容量
(並列コンデンサ)

Functions(各種信号の設定)

none(直流信号)

設定項目 説明
DC value DC電圧値

PULSE(パルス波)

設定項目 説明
Vinitial[V] LOWレベルの電圧値
Von[V] HIGHレベルの電圧値
Tdelay[s] パルス波発生までの遅延時間
Trise[s] LOWレベルからHIGHレベルになるまでの立ち上がり時間
Tfall[s] HIGHレベルからLOWレベルになるまでの立下り時間
Ton[s] HIGHレベルの時間
Tperiod[s] 1周期の時間
Ncycles 繰り返し数
(未入力の場合、連続出力)

SINE(正弦波)

設定項目 説明
DC offset[V] オフセットDC電圧値
Amplitude[V] 振幅電圧値
Freq[Hz] 周波数
Tdelay[s] 正弦波発生までの遅延時間
Theta[1/s] 減衰係数
Phi[deg] 位相差
Ncycles 繰り返し数
(未入力の場合、連続出力)

EXP(指数パルス波)

設定項目 説明
Vinitial[V] LOWレベルの電圧値
Vpulsed[V] HIGHレベルの最大電圧値
Rise Delay[V] 波形が立ち上がるまでの遅延時間
Rise Tau[s] 波形立ち上がりの時定数
Fall Delay[s] 波形が立ち下がるまでの遅延時間
Fall Tau[s] 波形立ち下がりの時定数

SFFM(FM波)

設定項目 説明
DC offset[V] オフセットDC電圧値
Amplitude[V] 振幅電圧値
Carrier Freq[Hz] 搬送波の周波数
Modulation Index 変調度
Signal Freq[Hz] 信号周波数

PWL(PWL波)

設定項目 説明
time[s] 時間
value[V] 電圧値

PWL FILE(PWL波 ファイル入力)

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