【日本の平均年収より高い】回路設計エンジニアの平均年収
元々、電子回路が好きで回路設計を仕事にした方でも、今の自分の年収が周りと比べてどの程度なのか気になりますよね?
実は回路設計エンジニアの平均年収は502~538万円のため、日本全体の平均年収の436万円 より100万円近く高くなります。
しかし、同じ回路設計エンジニアであっても、年齢、性別、企業規模によって大きく年収が異なってしまうことがあるのです。
当記事では、回路設計エンジニアの年収がどのような要因で決定されるのか詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
回路設計エンジニアの平均年収(全体)
転職エージェントや転職口コミサイトの統計によると、回路設計エンジニアの平均年収は502~538万円になります。
民間給与実態統計調査による日本全体の平均年収は436万円となるので、回路設計エンジニアの年収の方が100万円近く高くなります。
回路設計の仕事は専門的な知識・スキルが必要ですが、その分、比較的、高収入の年収が期待でき転職もしやすいです。
出典元 | 職種 | 平均年収(全体) |
---|---|---|
マイナビエージェント | 回路設計・半導体設計 | 502万円 |
doda | 回路/システム設計 | 538万円 |
転職会議 | 回路設計・実装設計 | 507万円 |
民間給与実態統計調査 | 日本全体 | 436万円 |
回路設計エンジニアの平均年収(年齢別・男女別)
回路設計エンジニアの年齢別の平均年収を見ると、年齢が上昇するに伴い平均年収も上昇していることがわかります。
日本では、基本的に企業は、新卒採用と年功序列を採用しているので、新卒採用された直後の20代前半では未経験にもかかわらず、ある程度の年収が確保できる一方、20代後半から30代前半は仕事量に対して年収が見合わないと感じることが多いようです。
また、男女別の平均年収だと、男性の方が女性より年収が高い傾向にあり、年代によっては100万円以上の差がついてしまうことがあります。
女性の年収が低くなってしまうのは、育児と家事を優先させるため、時短勤務やパートタイム勤務による影響も考えられますが、そもそも回路設計エンジニアの女性比率は10%未満とかなり少ないので十分なサンプル数が集まっていない可能性もあります。
マイナビエージェント
年齢 | 平均年収 | 男性平均年収 | 女性平均年収 |
---|---|---|---|
20代 | 397万円 | 389万円 | 438万円 |
30代 | 563万円 | 568万円 | 280万円 |
doda
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 414万円 |
30代 | 568万円 |
40代 | 639万円 |
50代以上 | 719万円 |
男女 | 平均年収 |
---|---|
男性 | 547万円 |
女性 | 401万円 |
転職会議
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20代前半 | 391万円 |
20代後半 | 444万円 |
30代 | 532万円 |
40代以上 | 683万円 |
回路設計エンジニアが年収アップを目指すには?
自分の年収が、当記事で紹介した回路設計エンジニアの平均年収より少ないと感じた方はいないでしょうか?
実は、日本において、回路設計エンジニアの年収は、年齢・性別の要素以外に企業規模によって大きく異なり、大企業の方が中小企業より年収は高くなる傾向があるのです。
東証一部上場クラスの大企業になれば、管理職でなくとも最低でも40代で700万円以上、その中でも超優良企業だと1000万円を超えることもあります。
さらに、以下のように法定外の福利厚生も、大企業の方が中小企業より優れていることがほとんどです。
- 年末年始、GW、夏季などの長期休暇(10日前後の休暇)
- 借り上げ社宅制度
- 退職金制度
- 企業年金制度
- 財形貯蓄制度
など
このように、大企業では法定外の福利厚生が充実しているため、仮に中小企業と額面の年収が同じだったとしても、生涯収入で見ると大きく差がついてしまうのです。
収入が全てではありませんが、もし、入社した会社が年収・福利厚生面などで、どうしても合わないようでしたら、転職エージェントを活用して転職活動するのがおすすめです。
転職エージェントを利用することで、非公開求人に応募できる上に担当のキャリアアドバイザーのアドバイスにより、より自分の希望に合った企業を見つけることができるので、ぜひ興味のある方は相談してみると良いでしょう。