乾電池・充電池コスパおすすめランキング
みなさんは、どの乾電池・充電池を買えばいいのか迷ったことはありませんか?
ブランド名・メーカー名や「丈夫で長持ち」などのキャッチフレーズでなんとなく選んでいる方も多いのではないかと思います。
当記事では、「使い捨てアルカリ乾電池」や「ニッケル水素充電池」を徹底的に比較して、コスパの良い電池を紹介するので、ぜひ参考にしてみて下さい。
乾電池・充電池の基礎知識
乾電池・充電池には、ボタン型電池も含むと様々な種類・形状の電池が存在しますが、一般的によく使われる乾電池・充電池に絞り、選択する際に知っておいて欲しい基礎知識について解説します。
種類
使い捨て電池
- アルカリ乾電池(アルカリマンガン乾電池)
- マンガン乾電池
- リチウム電池
充電式電池
- ニッケル水素充電池
- リチウムイオン充電池
使い捨て乾電池では、性能やコストパフォーマンスの面から基本的に「アルカリ乾電池」を選んでおけば問題ありません。
マンガン電池は、時計やリモコンなど低消費電流の電子機器に向いていると言われていますが、電波時計や音声認識できるリモコンとなると消費電流が大きくなってしまうので不向きです。
さらに、現在ではマンガン電池とアルカリ電池とほとんど価格差が無くなっていることから、今後はマンガン電池をわざわざ購入するメリットはないと思います。
充電式電池では、ニッケル水素充電池のPanasonic(旧SANYO) eneloopが知名度が高く、上手く使いこなすことができれば、アルカリ乾電池よりもお得になります。
なお、リチウムイオン電池は、携帯電話、タブレット、デジカメなど電子機器に幅広く使われるようになってきましたが、これらの製品を購入するとリチウムイオン電池と専用の充電器が一緒に付属してくるので、どれを選んだら良いのか迷ってしまうことはないでしょう。
サイズ/電圧(規格)
左から「単2形」、「単3形」、「単4形」、「単5形」、「9V形/006P形」
引用:Wikipedia-乾電池-
日本 | アメリカ | 形状 | 公称電圧 |
---|---|---|---|
単1形 | D | 円筒型 単電池 | 1.5V (ニッケル水素充電池:1.2V) |
単2形 | C | 〃 | 〃 |
単3形 | AA | 〃 | 〃 |
単4形 | AAA | 〃 | 〃 |
単5形 | N | 〃 | 〃 |
9V形/006P形 | 9V | 平形 6層電池 | 9V (ニッケル水素充電池:8.4V) |
※その他、国際規格での名称もありますが、一般的にあまり知名度がないため割愛しました。
日本での通称名だと、形状が大きい順から「単1形」、「単2形」、「単3形」、「単4形」、「単5形」となっており、アメリカの通称名と比較してわかりやすいです。
この内、単3形が最も多く使われていると言われてきましたが、近年では電子機器の小型化に伴い単4電池も多く使われてきています。
電圧については、種類ごとに初期電圧が異なり、公称電圧として単1形~単5形は「1.5V」、9V形/006P形は「9V」となっています。
(ニッケル水素充電池の公称電圧は「1.2V」または「8.4V」)
なお、国際規格内のサイズで製造されていたとしても、電子機器の電池ケースに上手く入らないケースがあります。
例えば、Panasonicから販売されているアルカリ乾電池「EVOLTA(エボルタ)」は、電池容量と使用推奨期限を伸ばすため、国際規格の範囲内で乾電池の外形寸法の変更を行ったことにより、一部の電子機器で使用できない結果となってしまいました。
電池容量
電池容量とは、電池が100%から0%の状態になるまでの電気量のことで、単位は「Ah(アンペア・アワー)」で表します。1/1000の意味を持つ補助単位「m(ミリ)」と一緒に「mAh(ミリ・アンペア・アワー)」として多く使われています。
例えば、電池容量が2000mAh(2Ah)の場合、消費電流が2000mA(2A)の電子機器では1時間使用できることになります。
$$2000mAh=2000mA×1h$$
ですが、ニッケル水素充電池やリチウムイオン充電池などの充電式電池には電池容量が表記されているのに対して、アルカリ乾電池やマンガン乾電池には容量が全く表記されていないにお気づきでしょうか?
実は、アルカリ乾電池とマンガン乾電池は、以下のような特性を持っているため電池容量を表記するのが難しいのです。
- 消費電流によって取り出せる電池容量が変化
- 自己放電により電池未使用でも自然に電池容量が減少
特にアルカリ乾電池とマンガン乾電池は、電子機器の消費電流によって取り出せる電池容量が変化してしまい、消費電流が小さいほど大きな電池容量を取り出すことができ、逆に消費電流が大きいほど小さな電池容量しか取り出すことができません。
そのため、専門知識のない一般の方は、このような電池のコスト比較を気軽に行うことができないので、電池メーカーの知名度や今まで電池を使用してきた経験則から選択するしかないのが現状です。
使用推奨期限
アルカリ乾電池には使用推奨期限が設定されており、未使用の状態で保管された場合に本来の電池性能を発揮する期限のことです。
使用推奨期限は、アルカリ乾電池本体やパッケージから確認することができます。
日本で発売されている単3電池であれば、5年または10年で使用推奨期限が設定されていることが多いです。
なお、アルカリ乾電池は年数が経過すると、自己放電で電池容量が減少してしまうので、使用推奨期限が長期に設定されていたとしても、できるだけ早めに使った方が良いです。
また、温度が高くなるほど自己放電が大きくなるので、保管場所としては、10~25度(室温)の室内で保管したほうが良いでしょう。
ニッケル水素充電池は、繰り返し充電して使用する電池であるため、使用推奨期限は設定されていません。
ただ、そうは言っても使用頻度が少なく繰り返し充電して使い切る前に、年数が経過してしまう場合もあると思います。
あくまで、当サイト管理人の体感でしかないのですが、Panasonic eneloopであれば保管状態が良ければ、10年ぐらいは使用できそうです。
液漏れ
液漏れとは、電池の中に入っている電解液が電池から漏れてしまう現象のことです。
電池の液漏れは、不良品と考える方も多いのですが、何らかの原因で電池内部に溜まったガスで破裂しないようにするため、ガスを放出する際にどうしても電解液も一緒に漏れ出てしまうのです。
電解液の主な成分は電池によって異なり、アルカリ乾電池の場合、腐食性の高いアルカリ性の水酸化カリウムが使われており、皮膚や目に付着すると大変危険です。
もし、電池が液漏れしてしまったら、素手で触れないようにゴム手袋などで電子機器から取り出し、電解液で漏れている箇所をティッシュや乾いた布で拭き取って下さい。
汚れが落ちない場合は、ティッシュや乾いた布を水で湿らせても大丈夫なのですが、アルコールや酢は使わないようにして下さい。アルコールはプラスチックを溶かしてしまい、酢は金属を劣化させてしまいます。
液漏れした電池は、ビニールテープなどの絶縁テープを電極部分に貼り付け、絶縁状態にしてから各自自体ごとのルールに従って処分しましょう。
液漏れ対策としては、以下のようなことを心がければ、だいぶ液漏れの可能性を減少できるはずです。
また、未使用品でも液漏れの可能性はあるので使用推奨期限や保管場所には気をつけて下さい。
- メーカー、種類、使用量が異なる電池は使用しない
- 長時間、使用しない電池は電子機器から抜いておく
- 電池を逆向きに入れないように気をつける
- 電池の+極と-極をショートさせない
- メーカーの使用推奨期限内に使用する
- 長期保管する際は湿度が高くない室温の暗所で保管
それでも液漏れが心配な方には、「10年間液もれ補償」のある『maxell アルカリ乾電池 ボルテージ』を使用するのがおすすめです。
「ボルテージ」の液もれ補償条件を満たした上で、使用推奨期限10年以内であれば、電池交換、または機器を修理・交換してくれます。
市場シェア
2020年 電池メーカー世界市場シェア
現在、アルカリ乾電池、ニッケル水素充電池の市場シェアが大きい日本メーカーは、Panasonicになります。
一般的にシェアが大きいメーカーであれば、取り扱っている製品が存続する可能性が高いので、特にニッケル水素充電池を購入する際に重要になってきます。
ニッケル水素充電池は、充電器を用いて繰り返し充電して長期間使用する電池なので、途中でニッケル水素充電池や充電器の販売が中止されてしまうと困ってしまいますよね。
そのため、ニッケル水素充電池であれば、『Panasonic eneloop』が有力な選択肢になってくると思います。
処分方法(捨て方)
- アルカリ乾電池:燃やせないゴミ、有害ゴミなどとして処分
- ニッケル水素充電池:電器店、スーパーなどで回収
アルカリ乾電池の処分方法は、各自治体によって異なりますが、燃やせないゴミや有害ゴミなどとしてごみステーションに出して処分するパターンが多いです。
ニッケル水素充電池は、電器店やスーパーなどのリサイクル協力店で無料で回収してくれます。大手の電器店であれば、大抵、充電式電池リサイクルBOXが設置してあるので簡単に処分することができます。
アルカリ乾電池の比較
アルカリ乾電池は、ニッケル水素充電池やリチウムイオン充電池と異なり、使用される電子機器の消費電流(放電電流)により取り出せる電池容量が異なります。
そのため、電池メーカーのカタログにも電池容量として数字で明記されていることが少なく、「長持ち、パワフル」などと曖昧な言葉で濁していることがほとんどです。
そこで、当サイトでは、様々なメーカーのアルカリ乾電池を複数の定電流で放電する実験(放電実験)を実施して、電池容量を算出してみることにしました。
電池容量は、放電電流と電池が空になる時間を掛けることで算出できます。例えば、放電電流が200mA(0.2A)で、電池を使い切る終止電圧0.9Vまで10時間かかった場合、以下のように電池容量は2000mAh(2Ah)となります。
$$200mA×10h=2000mAh$$
また、電池容量がわかれば、電池容量当たりのコストも算出できるので、各アルカリ電池のコスト/1000mAh[円]を比較することで、本当にコスパが優れているアルカリ乾電池がわかるはずです。
放電実験前の当サイト管理人の考えとしては、PanasonicのEVOLTA NEO/EVOLTAは、今まで実際に電子機器に使用してみて、値段の割に電池容量が大きい実感が得られなかったので、ぜひ詳しく比較してみたいところです。
放電実験の概要
- 乾電池のサイズ:単3形
- 周囲温度:20±5℃(室温)
- 終止電圧:0.9V
- 放電電流:1A/0.5A/0.2A
- 放電動作:連続/間欠
- 測定本数:各電池2本(2本の平均値で電池容量を算出)
乾電池のサイズ
乾電池には様々なサイズがありますが、全てのサイズで放電実験をすることは時間的に不可能なので、使用頻度が高い単3形の電池(単3電池)に絞りました。
周囲温度
恒温槽があれば、温度を一定に保つことができるのですが、小型なものでも高価なので放電実験時の周囲温度は、ほぼ室温となる20±5℃としました。
終止電圧
終止電圧(放電終止電圧)とは、放電を終了する電圧のことです。アルカリ乾電池の電圧が0.9Vになると、一般的な電子機器は動作しなくなるので、今回の放電実験でも0.9V以下まで放電します。
放電電流
電子機器ごとに消費電流(放電電流)が異なり、ストロボやモータを使用した電子機器は消費電流が大きく、掛け時計やリモコンなどは消費電流が小さくなります。
アルカリ電池は、消費電流(放電電流)によって、取り出せる電池容量が異なるため、電流値を変えながら放電実験を行う必要があります。
掛け時計やリモコンとなると消費電流が消費電流は数十mAになるので、かなり小さい電流値でも放電したいところですが、終止電圧の0.9Vになるまで何十日もかかってしまいます。
そのため、今回の放電実験では1A/0.5A/0.2Aの電流値で放電して電池容量の変化を確認します。
放電動作
連続して放電させる「連続放電」と10分間の放電と20分間の休止を繰り返す「間欠放電」の2種類の動作で、放電実験を行います。
時計を除くと、通常の電子機器の使用では、電源を入れたり切ったりする間欠的な動作が多く、例を挙げると、携帯ラジオ、電動歯ブラシ、電子辞書など使用時しか電源をONにしませんよね。
このように、間欠放電の方が電源が切られている時に、電池を休ませることができるので連続放電に比べて長く使うことができます。
測定本数
各電池ごとに2本測定して、その放電時間の平均値より電池容量を算出します。もし、電池容量に大きな差が生じた場合は、再度、放電実験を行うことにします。
放電実験の測定構成
連続放電の測定構成
連続放電の測定構成は、一定の定電流で放電することができる電子負荷を測定対象の電池に接続して、デジタルマルチメータで電池の電圧値を測定します。今回使用したデジタルマルチメータ「PC20」は、PCにデータを取り込むことができるので、1秒間隔で終止電圧の0.9V以下まで測定しました。
間欠放電の測定構成
間欠放電の測定構成は、連続放電の測定構成にリレーを加えることで、10分間の放電と20分間の休止を繰り返す「間欠放電」を実現させます。リレーのON/OFFは、自作プログラムを書き込んだマイコンボードのArduino Unoで行います。
使用機器
機器名 | 型番 | メーカー | 備考 |
---|---|---|---|
電子負荷 | 60W 容量テスター | DiyStudio | |
デジタルマルチメータ | PC20 | SANWA | |
データ取り込みソフト/ PC接続ソフト | PC Link 7/ 1-2923-11 | SANWA | |
PC接続ケーブル | KB-USB20 | SANWA | |
マイコンボード | Arduino Uno Rev3 | Aruduino | 間欠放電の試験のみ使用 |
リレーモジュール | 3個 5V 1チャンネル | KKHMF | 間欠放電の試験のみ使用 |
※ACアダプタ、電池ホルダ、線材などは省略
調査対象の電池一覧
製品名 | 品番 | メーカー | 使用推奨期限 | 生産国 |
---|---|---|---|---|
EVOLTA NEO (アルカリ乾電池) | LR6NJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 |
EVOLTA (アルカリ乾電池) | LR6EJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 |
アルカリ乾電池 | LR6XJ/20SW | Panasonic | 10年 | タイ |
VOLTAGE (アルカリ乾電池) | LR6(T)20P | maxell | 10年 | 日本 |
アルカリ乾電池 | LR6L 20MP | 東芝 | 5年 | 中国 |
アルカリ乾電池 | LR6N/20S | 三菱 | 4年 | 中国 |
Amazonベーシック (アルカリ乾電池) | 20個セット | Amazon | 10年 | インドネシア |
放電実験の結果
「連続放電」と「間欠放電」について、放電実験の結果をまとめました。
なお、コスト/1000mAh[円]を算出した時のアルカリ乾電池の価格は、2021年6月19日時点のAmazonの価格になります。
連続放電
全体の傾向として、電池容量が大きいのは、EVOLTA NEO、EVOLTA、Panasonicアルカリ乾電池、その他アルカリ乾電池の順となりました。
Panasonicの宣伝通り、EVOLTA NEOが単3アルカリ乾電池で世界No.1長持ちなのは間違いないようです。
一方、Amazonベーシックは、アルカリ乾電池であれば、本来、電池容量が大きくなるはずの放電電流が少ない時に、思ったよりも電池容量が小さかったです。
確かにEVOLTA NEO、EVOLTAの電池容量は他のアルカリ乾電池に比べて大きいのですが、コスト/1000mAh[円]で比較すると、圧倒的にコスパが悪くなることがわかります。
つまり、EVOLTA NEO、EVOLTAは、値段の高さに比例して電池容量がそれだけ大きくなるわけではないのです。
今回の実験で、全体的に最もコスパが良かったのは、東芝アルカリ乾電池になります。Amazonランキングでも常に上位にいることが頷けます。
ただ、当然ながらアルカリ乾電池の値段は常に変動するので、コスパを求めるなら、その時点で最も安いアルカリ乾電池を確認する必要があります。
連続放電での放電時間、電池容量、コスト/1000mAhの具体的な数値データについては以下にまとめました。
放電電流:1A
製品名 | 品番 | メーカー | 使用 推奨 期限 | 生産国 | 放電 時間 [min] | 電池 容量 [mAh] | コスト/ 1000mAh [円] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EVOLTA NEO (アルカリ乾電池) | LR6NJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 | 60 | 1000 | 88.50 |
EVOLTA (アルカリ乾電池) | LR6EJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 | 55 | 925 | 93.51 |
アルカリ乾電池 | LR6XJ/20SW | Panasonic | 10年 | タイ | 53 | 891 | 56.02 |
VOLTAGE (アルカリ乾電池) | LR6(T)20P | maxell | 10年 | 日本 | 55 | 925 | 52.97 |
アルカリ乾電池 | LR6L 20MP | 東芝 | 5年 | 中国 | 47 | 783 | 39.83 |
アルカリ乾電池 | LR6N/20S | 三菱 | 4年 | 中国 | 45 | 750 | 65.33 |
Amazonベーシック (アルカリ乾電池) | 20個セット | Amazon | 10年 | インド ネシア | 48 | 808 | 38.66 |
放電電流:0.5A
製品名 | 品番 | メーカー | 使用 推奨 期限 | 生産国 | 放電 時間 [min] | 電池 容量 [mAh] | コスト/ 1000mAh [円] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EVOLTA NEO (アルカリ乾電池) | LR6NJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 | 209 | 1741 | 50.81 |
EVOLTA (アルカリ乾電池) | LR6EJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 | 190 | 1583 | 54.63 |
アルカリ乾電池 | LR6XJ/20SW | Panasonic | 10年 | タイ | 190 | 1583 | 31.55 |
VOLTAGE (アルカリ乾電池) | LR6(T)20P | maxell | 10年 | 日本 | 165 | 1375 | 35.64 |
アルカリ乾電池 | LR6L 20MP | 東芝 | 5年 | 中国 | 165 | 1375 | 22.69 |
アルカリ乾電池 | LR6N/20S | 三菱 | 4年 | 中国 | 160 | 1337 | 36.64 |
Amazonベーシック (アルカリ乾電池) | 20個セット | Amazon | 10年 | インド ネシア | 154 | 1287 | 24.27 |
放電電流:0.2A
製品名 | 品番 | メーカー | 使用 推奨 期限 | 生産国 | 放電 時間 [min] | 電池 容量 [mAh] | コスト/ 1000mAh [円] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EVOLTA NEO (アルカリ乾電池) | LR6NJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 | 838 | 2795 | 31.66 |
EVOLTA (アルカリ乾電池) | LR6EJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 | 797 | 2656 | 32.56 |
アルカリ乾電池 | LR6XJ/20SW | Panasonic | 10年 | タイ | 742 | 2473 | 20.20 |
VOLTAGE (アルカリ乾電池) | LR6(T)20P | maxell | 10年 | 日本 | 679 | 2263 | 21.65 |
アルカリ乾電池 | LR6L 20MP | 東芝 | 5年 | 中国 | 709 | 2365 | 13.19 |
アルカリ乾電池 | LR6N/20S | 三菱 | 4年 | 中国 | 667 | 2223 | 22.04 |
Amazonベーシック (アルカリ乾電池) | 20個セット | Amazon | 10年 | インド ネシア | 559 | 1863 | 16.77 |
間欠放電
10分間の放電と20分間の休止を繰り返す「間欠放電」では、放電電流:0.2A、0.5Aにおいて、どのアルカリ乾電池も電池容量が大きくなりました。
放電電流:1Aとなると、逆に、今回実験した全てのあるカリカリ乾電池の電池容量が小さくなってしまいました。
連続放電、間欠放電のどちらも、放電電流(消費電流)が大きくなると取り出せる電池容量が非常に少なくなってしまいます。
そのため、消費電流の大きい電子機器を使用する場合は、消費電流によって電池容量の変化が少ないニッケル水素充電池やリチウムイオン充電池を使用した方が良さそうです。
電池容量が大きい順は、連続放電と同様に、EVOLTA NEO、EVOLTA、Panasonicアルカリ電池、その他アルカリ電池の順となりました。
連続放電と同様、間欠放電でもEVOLTA NEO、EVOLTAのコスパは悪いです。
一方、全体的に最もコスパが良かったのは、やはり東芝アルカリ乾電池となりました。
間欠放電での放電時間、電池容量、コスト/1000mAhの具体的な数値データについては以下にまとめました。
放電電流:1A
製品名 | 品番 | メーカー | 使用 推奨 期限 | 生産国 | 放電 時間 [min] | 電池 容量 [mAh] | コスト/ 1000mAh [円] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EVOLTA NEO (アルカリ乾電池) | LR6NJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 | 68 | 1141 | 77.52 |
EVOLTA (アルカリ乾電池) | LR6EJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 | 63 | 1058 | 81.73 |
アルカリ乾電池 | LR6XJ/20SW | Panasonic | 10年 | タイ | 51 | 850 | 58.76 |
VOLTAGE (アルカリ乾電池) | LR6(T)20P | maxell | 10年 | 日本 | 43 | 725 | 67.59 |
アルカリ乾電池 | LR6L 20MP | 東芝 | 5年 | 中国 | 41 | 691 | 45.11 |
アルカリ乾電池 | LR6N/20S | 三菱 | 4年 | 中国 | 40 | 675 | 72.59 |
Amazonベーシック (アルカリ乾電池) | 20個セット | Amazon | 10年 | インド ネシア | 34 | 575 | 54.35 |
放電電流:0.5A
製品名 | 品番 | メーカー | 使用 推奨 期限 | 生産国 | 放電 時間 [min] | 電池 容量 [mAh] | コスト/ 1000mAh [円] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EVOLTA NEO (アルカリ乾電池) | LR6NJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 | 253 | 2108 | 41.98 |
EVOLTA (アルカリ乾電池) | LR6EJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 | 221 | 1845 | 46.86 |
アルカリ乾電池 | LR6XJ/20SW | Panasonic | 10年 | タイ | 213 | 1779 | 28.07 |
VOLTAGE (アルカリ乾電池) | LR6(T)20P | maxell | 10年 | 日本 | 205 | 1712 | 28.61 |
アルカリ乾電池 | LR6L 20MP | 東芝 | 5年 | 中国 | 208 | 1733 | 18.00 |
アルカリ乾電池 | LR6N/20S | 三菱 | 4年 | 中国 | 192 | 1600 | 30.63 |
Amazonベーシック (アルカリ乾電池) | 20個セット | Amazon | 10年 | インド ネシア | 195 | 1625 | 19.23 |
放電電流:0.2A
製品名 | 品番 | メーカー | 使用 推奨 期限 | 生産国 | 放電 時間 [min] | 電池 容量 [mAh] | コスト/ 1000mAh [円] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
EVOLTA NEO (アルカリ乾電池) | LR6NJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 | 899 | 2998 | 29.52 |
EVOLTA (アルカリ乾電池) | LR6EJ/20SW | Panasonic | 10年 | 日本 | 843 | 2810 | 30.78 |
アルカリ乾電池 | LR6XJ/20SW | Panasonic | 10年 | タイ | 826 | 2753 | 18.14 |
VOLTAGE (アルカリ乾電池) | LR6(T)20P | maxell | 10年 | 日本 | 751 | 2505 | 19.56 |
アルカリ乾電池 | LR6L 20MP | 東芝 | 5年 | 中国 | 790 | 2633 | 11.85 |
アルカリ乾電池 | LR6N/20S | 三菱 | 4年 | 中国 | 713 | 2376 | 20.62 |
Amazonベーシック (アルカリ乾電池) | 20個セット | Amazon | 10年 | インド ネシア | 785 | 2616 | 11.94 |
ニッケル水素充電池の比較
製品名 | 品番 | メーカー | モデル | 生産国 | 電池 容量 [mAh] | 繰り返し 回数 | コスト/ 1000mAh [円] |
---|---|---|---|---|---|---|---|
eneloop pro | BK-3HCD/4SA | Panasonic | ハイエンド | 日本 | 2500 | 150 | 1.31 |
eneloop | BK-3MCC/4SA | Panasonic | スタンダード | 日本 | 1900 | 600 | 0.43 |
充電式 EVOLTA | BK-3MLE/4BC | Panasonic | スタンダード | 中国 | 1950 | 500 | 0.45 |
充電式 EVOLTAe | BK-3LLB/4B | Panasonic | お手軽 | 中国 | 1000 | 1200 | 0.30 |
※コスト/1000mAh[円]は、充電1回あたりの電気代0.25円/本を含む。
ニッケル水素充電池は充電器も含めて長期間使用することになるので、市場シェアが大きいPanasonicに絞って比較してみることにしました。
ニッケル水素充電池は、電子機器の消費電流によらず、ほぼ一定の電池容量が取り出せるので、電池本体やメーカーカタログに電池容量が明記されています。
Panasonicのメーカーカタログより、電池容量と繰り返し回数(充電回数)から1000mAh当たりのコストを計算してみると、eneloop pro以外のモデルでは0.5円以下になります。
アルカリ乾電池の1000mAh当たりのコストは10円を下回ることはなかったので、仮にニッケル水素充電池をメーカーカタログ記載の繰り返し回数の1/10程度しか使えなかったとしても十分お得になります。
ニッケル水素充電池の充電器
Panasonic ニッケル水素充電池に使用する充電池は『BQ-CC85』がおすすめです。
Panasonicが取り扱っている充電器の中でNo.1の充電スピードで単3のeneloopが1~2本であれば、わずか約1.5時間で充電することができます。
ニッケル水素充電池などの充電式電池は、当然ながら充電中は使用することができないので、できるだけ早く充電が終わる方が良いのです。
さらに、予備充電機能、残量チェック機能、買い替え目安診断機能、スマートチャージ機能、クイック自動診断機能、つぎ足し充電機能、乾電池充電池防止機能など全機能が入っているので、BQ-CC85を選んでおけば、ほぼ間違いないでしょう。
なお、Amazon限定モデルとして『BQ-CC73AM-K』が販売されていますが、先程紹介したBQ-CC85から予備充電機能、買い替え目安診断機能、クイック自動診断機能が省略されており、価格差もほとんどないので、ブラックカラーにこだわりがなければおすすめしません。
アルカリ乾電池おすすめランキング
これより、当サイト管理人がおすすめするアルカリ乾電池をランキング形式でご紹介します。
十分な電池容量でコスパが良く、Amazon、楽天、Yahoo!などのネットショップからも手軽に購入できるものを選んでみました。
ランキング | No1 | No2 | No3 |
---|---|---|---|
製品名/品番 | アルカリ乾電池 LR6L | アルカリ乾電池 LR6N | VOLTAGE LR6(T) |
メーカー | 東芝 | 三菱 | maxell |
使用推奨期限 | 5年 | 4年 | 10年 |
生産国 | 中国 | 中国 | 日本 |
電池容量 | 連続動作/1A: 783mAh 連続動作/0.5A: 1375mAh 連続動作/0.2A: 2365mAh 間欠動作/1A: 691mAh 間欠動作/0.5A: 1733mAh 間欠動作/0.2A: 2633mAh | 連続動作/1A: 750mAh 連続動作/0.5A: 1337mAh 連続動作/0.2A: 2223mAh 間欠動作/1A: 675mAh 間欠動作/0.5A: 1600mAh 間欠動作/0.2A: 2376mAh | 連続動作/1A: 925mAh 連続動作/0.5A: 1375mAh 連続動作/0.2A: 2263mAh 間欠動作/1A: 725mAh 間欠動作/0.5A: 1712mAh 間欠動作/0.2A: 2505mAh |
コスト/ 1000mAh | 連続動作/1A: 39.83円 連続動作/0.5A: 22.69円 連続動作/0.2A: 13.19円 間欠動作/1A: 45.11円 間欠動作/0.5A: 18.00円 間欠動作/0.2A: 11.85円 | 連続動作/1A: 57.40円 連続動作/0.5A: 32.19円 連続動作/0.2A: 19.36円 間欠動作/1A: 63.78円 間欠動作/0.5A: 26.91円 間欠動作/0.2A: 18.11円 | 連続動作/1A: 51.08円 連続動作/0.5A: 34.36円 連続動作/0.2A: 20.88円 間欠動作/1A: 65.17円 間欠動作/0.5A: 27.59円 間欠動作/0.2A: 18.86円 |
No1『東芝 アルカリ乾電池 単3形 LR6L』
- 使用推奨期限:5年
- 生産国:中国
- 電池容量
- 連続動作/1A: 783mAh
- 連続動作/0.5A: 1375mAh
- 連続動作/0.2A: 2365mAh
- 間欠動作/1A: 691mAh
- 間欠動作/0.5A: 1733mAh
- 間欠動作/0.2A: 2633mAh
※電池容量は放電実験より算出
最もコスパの良いアルカリ乾電池を求めるなら『東芝 アルカリ乾電池 単3形 LR6L』がおすすめになります。
大抵、どの時期であっても値段が安めに設定されており、Amazonの売れ筋ランキングでも常に上位にランクインしている人気商品です。
消費電流が小電流~中電流であれば、十分な電池容量があるので、掛け時計、リモコン、電動歯ブラシ、懐中電灯、携帯ラジオ、電子辞書など幅広い電子機器に使用することができます。
No2『三菱電機 アルカリ乾電池 単3形 LR6N』
- 使用推奨期限:4年
- 生産国:中国
- 電池容量
- 連続動作/1A: 750mAh
- 連続動作/0.5A: 1337mAh
- 連続動作/0.2A: 2223mAh
- 間欠動作/1A: 675mAh
- 間欠動作/0.5A: 1600mAh
- 間欠動作/0.2A: 2376mAh
※電池容量は放電実験より算出
先ほど紹介した『東芝 アルカリ乾電池 単3形 LR6L』 と並んでコスパに優れているのが『三菱電機 アルカリ乾電池 単3形 LR6N』になります。
時期や販売本数によっては、こちらの方がお得な場合もあるので、選択肢の一つに入れてみると良いでしょう。
ただ、購入後にすぐ使用するのであれば、それほど気にならないと思うのですが、使用推奨期限は4年と少し短くなっている点は注意して下さい。
No3『maxell アルカリ乾電池 ボルテージ 単3形 LR6(T)』
- 使用推奨期限:10年
- 生産国:日本
- 電池容量
- 連続動作/1A: 925mAh
- 連続動作/0.5A: 1375mAh
- 連続動作/0.2A: 2263mAh
- 間欠動作/1A: 725mAh
- 間欠動作/0.5A: 1712mAh
- 間欠動作/0.2A: 2505mAh
※電池容量は放電実験より算出
信頼性とコスパが両立したアルカリ乾電池を求めるなら『maxell アルカリ乾電池 ボルテージ 単3形 LR6(T)』がおすすめになります。
今まで紹介したアルカリ乾電池より少し割高になりますが、日本国内で生産しており他メーカーにはない単1形~単4形の「10年間液もれ補償」をしているのが大きな特徴です。
「ボルテージ」の液もれ補償条件を満たした上で、使用推奨期限10年以内であれば、電池交換、または機器を修理・交換してくれます。
多少のコストよりも、アルカリ乾電池の液漏れが不安で信頼性・安全性を重視したい方はぜひ選ぶと良いでしょう。
ニッケル水素充電池おすすめランキング
これより、当サイト管理人がおすすめするニッケル水素充電池をランキング形式でご紹介します。
電池容量と充電の繰り返し回数が十分で、Amazon、楽天、Yahoo!などのネットショップからも手軽に購入できるものを選んでみました。
ランキング | No1 | No2 | No3 |
---|---|---|---|
製品名 | eneloop | eneloop pro | 充電式 EVOLTAe |
品番 | BK-3MCC | BK-3HCD | BK-3LLB |
メーカー | Panasonic | Panasonic | Panasonic |
モデル | スタンダード | ハイエンド | お手軽 |
生産国 | 日本 | 日本 | 中国 |
電池容量 | 1900mAh | 2500mAh | 1000mAh |
繰り返し回数 | 600回 | 150回 | 1200回 |
コスト/ 1000mAh | 0.43円 | 1.31円 | 0.30円 |
No1『Panasonic eneloop 充電池 単3形 BK-3MCC』
- モデル:スタンダード
- 生産国:日本
- 電池容量:1900mAh
- 繰り返し回数:600回
※電池容量はメーカーカタログより算出
最もコスパの良いニッケル水素充電池を求めるなら『Panasonic eneloop 充電池 単3形 BK-3MCC』がおすすめになります。
電池容量と充電の繰り返し回数のバランスが良く、 小電流域~ 大電流域のどの電子機器であっても有効に使うことができるはずです。
特にストロボや携帯電話用電池式充電池などの大電流域、シェーバー、電動歯ブラシ、電子辞書など中電流域の電子機器に使用すると良いでしょう。
さらに、eneloopにはサイズ変換スペーサーが用意されているので、単3のeneloopを単1や単2の電池サイズとして使うことも可能です。
No2『Panasonic eneloop pro 充電池 単3形 BK-3HCD』
- モデル:ハイエンド
- 生産国:日本
- 電池容量:2500mAh
- 繰り返し回数:150回
※電池容量はメーカーカタログより算出
電池容量が多いニッケル水素充電池を求めるなら『Panasonic eneloop pro 充電池 単3形 BK-3HCD』がおすすめになります。
Panasonicが取り扱っているニッケル水素充電池の中では、電池容量が2500mAhと一番多いので、消費電流が大きくなるカメラのストロボや携帯電池用電池式充電池などに使用すると良いでしょう。
一応、充電の繰り返し回数が150回と一番少ないため、コスパ的に考えると一番悪くなるのですが、生涯使った時の「コスト/1000mAh」はeneloopと比べてほとんど差がありません。
ただ、eneloop proは、eneloopと違ってサイズ変換スペーサーが用意されていないため、単3のeneloop proを単1や単2の電池サイズとしては使えないので、この点はご注意下さい。
No3『Panasonic 充電式EVOLTAe お手軽モデル 単3形 BK-3LLB』
- モデル:お手軽
- 生産国:中国
- 電池容量:1000mAh
- 繰り返し回数:1200回
※電池容量はメーカーカタログより算出
何が何でもコストを重視するなら『Panasonic 充電式EVOLTAe お手軽モデル 単3形 BK-3LLB』がおすすめになります。
Panasonicが取り扱っているニッケル水素充電池の中では、電池容量が1000mAhと一番少ないのですが充電の繰り返し回数が1200回と一番多く、コスト的には一番優れています。
ある程度の充電頻度を許容できるのであれば、シェーバー、電動歯ブラシ、電子辞書などの中電流域では有効に使いこなすことができるでしょう。
一方で、やはり電池容量が1000mAhと少ないため、ストロボや携帯電話用電池式充電池などの大電流域だと短時間ですぐに使い切ってしまい頻繁に充電する必要があります。
また、掛け時計やテレビリモコンなどの小電流域だと長時間使えてしまうので、繰り返し回数の多さを生かせない結果になると思います。
アルカリ乾電池/ニッケル水素充電池の用途・目的別おすすめ
こちらでは、番外編として用途・目的別で、おすすめのアルカリ乾電池/ニッケル水素充電池を紹介していきます。
災害時の長期保管用や寒冷地での使用などの特定の用途・目的で、どんな電池を購入すればいいか悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さい。
災害時の備蓄用なら『maxell アルカリ乾電池 ボルテージ 単3形 LR6(T)』
- 使用推奨期限:10年
- 生産国:日本
- 電池容量
- 連続動作/1A:925mAh
- 連続動作/0.5A:1375mAh
- 連続動作/0.2A:2263mAh
- 間欠動作/1A:725mAh
- 間欠動作/0.5A:1712mAh
- 間欠動作/0.2A:mAh
※電池容量は放電実験より算出
災害時の備蓄用(長期保管用)なら、『maxell アルカリ乾電池 ボルテージ 単3形 LR6(T)』がおすすめになります。
使用推奨期限が短いと、それだけ新しい電池に買い替えしなければならないので、使用推奨期限が10年間もあれば、買い替えする手間を省くことができます。
さらに、品質面でも力を入れているようで、日本国内で生産しており、他メーカーにはない単1形~単4形の「10年間液もれ補償」があります。
「ボルテージ」の液もれ補償条件を満たした上で、使用推奨期限10年以内であれば、電池交換、または機器を修理・交換してくれます。
なお、価格面・性能面で同程度であれば、『Panasonic アルカリ乾電池 単3形 LR6XJ』もあるのですが、こちらはタイ生産になっており、「液漏れ補償」もありませんのでご注意下さい。
寒い場所で使いたいなら『Panasonic eneloop 充電池 単3形 BK-3MCC』
- モデル:スタンダード
- 生産国:日本
- 電池容量:1900mAh
- 繰り返し回数:600回
※電池容量はメーカーカタログより算出
寒い場所で使いたいなら、『Panasonic eneloop 充電池 単3形 BK-3MCC』がおすすめになります。
ニッケル水素充電池となっているので、使用温度の下限が-20℃となっており、寒い場所でも十分に電子機器を作動させることができるのです。
アルカリ乾電池の場合、使用温度の下限が5℃となっているので、温度が低いほど電子機器が正常に作動しなかったり使用時間が短くなるといった不具合が発生します。
雪国に住んでいなくても、スキーやスノボなどウィンタースポーツや冬場のアウトドアが好きな方には、必須となるでしょう。
さらに、eneloopにはサイズ変換スペーサーが用意されているので、単3のeneloopを単1や単2の電池サイズとして使うことも可能です。
カメラのストロボになら『Panasonic eneloop pro 充電池 単3形 BK-3HCD』
- モデル:ハイエンド
- 生産国:日本
- 電池容量:2500mAh
- 繰り返し回数:150回
※電池容量はメーカーカタログより算出
カメラのストロボになら、『Panasonic eneloop pro 充電池 単3形 BK-3HCD』がおすすめになります。
Panasonicが取り扱っているニッケル水素充電池の中では、電池容量が2500mAhと一番多いので、消費電流が大きくなるカメラのストロボや携帯電池用電池式充電池などにおすすめです。
アルカリ乾電池の場合、消費電流が大きくなると、電池容量が少なくなってしまうので、カメラのストロボなどの大電流域の電子機器はすぐに電池切れで動かなくなってしまいます。
現在、充電式電池としては専用のリチウムイオン電池に置き換わっているパターンが多いのですが、単3・単4サイズの電池を使う大電流域の電子機器をお持ちの場合は、ぜひ『Panasonic eneloop pro』を選んでみて下さい。
なお、『Panasonic eneloop pro』は、『Panasonic eneloop』と違ってサイズ変換スペーサーが用意されていないため、単3サイズを単1・単2サイズとしては使えないので、この点はご注意下さい。
単1・単2サイズのニッケル水素充電池なら『Panasonic 充電式ニッケル水素電池 単1形 BK-1MGC/単2形 BK-2MGC』
単1形 BK-1MGC
- 生産国:日本
- 電池容量:5700mAh
- 繰り返し回数:1000回
単2形 BK-2MGC
- 生産国:日本
- 電池容量:3000mAh
- 繰り返し回数:600回
※電池容量はメーカーカタログより算出
※「単1形 BK-1MGC」と「単2形 BK-2MGC」はeneloopではありません。
単1・単2サイズのニッケル水素充電池なら『Panasonic 充電式ニッケル水素電池 単1形 BK-1MGC/単2形 BK-2MGC』がおすすめになります。
単1サイズのBK-1MGCであれば単3サイズのeneloopの約3倍、単2サイズのBK-2MGCであれば単3サイズのeneloopの約1.5倍の電池容量となるので、それだけ多くの時間、電子機器を動かすことが可能になります。
ただ、『Panasonic 充電式ニッケル水素電池 単1形 BK-1MGC/単2形 BK-2MGC』を充電できる充電器は、BQC-CC25の1種類に限られてしまい、急速充電にも対応していません。
『Panasonic eneloop 充電池 単3形 BK-3MCC』であれば、急速充電に対応している充電器があるので、単1・単2サイズの変換スペーサーを用いて、こまめに充電して使う方が良いかもしれません。