PayPalの為替手数料を安くする方法
当記事では、PayPalの為替手数料を安くする方法について詳しく解説します。
海外通販サイトを利用する際は、USドルなどの外貨で支払うことになるので、手持ちの日本円を外貨に換算するために、為替手数料が発生します。
通常だと、PayPalで通貨換算が行われるのですが、通貨換算をクレジットカード会社に変更することで、為替手数料を節約することができるのです。
通貨換算をクレジットカード会社に変更する方法
当記事では、海外プリント基板メーカーの「Elecrow」を例に、通貨換算をクレジットカード会社に変更する方法を解説していきます。多くの一般の方にとっては馴染みのない会社ですが、他の海外通販サイトで参考になるように説明するので、ご安心下さい。
PayPalに対応した海外通販サイトで、購入したい製品・サービスをショッピングカードに入れて決済画面に進むと、上記のように「PayPal」のアイコンが表示されるので、そのままクリックします。
支払いに使用するクレジットカードを選択する画面が表示されるので、VISA/MsterCardなどJCB以外の国際ブランドのクレジットカードを選択して「続行」をクリックします。
残念ながら、現時点でJCBでは通貨換算をPayPalからクレジットカード会社に変更することができないので要注意です。
JCB以外の国際ブランドのクレジットカードを選択してあれば、「通貨換算オプションを表示」が表示されるのでクリックします。
海外通販サイトにより異なりますが、外貨である「USD」を選択します。
(日本から海外通販サイトを利用する場合の外貨は、ほとんどがUSドルだと思います。)
すると、支払額の表示が日本円からUSドルに切り替わるので、「USDで支払う」をクリックします。こうすることで、カード発行会社が通貨換算レートと請求対象の手数料を決定することになるので、PayPalで通貨換算するより支払料金を安くすることができます。
「同意して続行」をクリックします。
後は、そのまま決済を進めればいいだけです。Elecrowの場合は、「PLACE ORDER」をクリックすれば決済完了です。
為替手数料はどのくらい安くできる?
それでは、実際に為替変換をPayPalからクレジットカード会社に変更すると、為替手数料がどのくらい安くなるのか検証してみたいと思います。
当記事で、実例として紹介したElecrow(海外基板メーカー)では、送料込みで18.13ドルの商品を購入したので、PayPalとクレジットカード会社で日本円に通貨換算した時の商品代金をそれぞれ計算してみます。
PayPal
18.13ドル × 110.988円/1ドル(換算レート) = 2012円
クレジットカード会社(国際ブランド:MasterCard)
18.13ドル × 109.172円/1ドル(換算レート) = 1979円
クレジットカード会社で通貨換算した商品代金は、PayPalより33円安い1979円になりました。割合で見ると1.64%安くなります。
例えば、商品代金が100万円となると、通貨換算をクレジットカード会社にすることで、1万6400円も安くなります。当記事で紹介したように、簡単に通貨換算をクレジットカード会社に変更できるので、ぜひ利用してみることをおすすめします。
どのクレジットカードがおすすめ?
結論から言えば、国際ブランドがMasterCardのクレジットカードであれば、どれでも構いません。
クレジットカード会社での通貨換算は、基準レートや海外事務手数料から計算され、総合的にMasterCardの方がVISAなどの他の国際ブランドに比べて安くなる傾向なのです。
また、通貨換算とは異なりますが、併せてできるだけポイント還元率が高いクレジットカードを選んだほうが良いでしょう。