海外通販はPayPalでの支払いがおすすめ

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PayPalでの支払いはクレジットカードや銀行口座の情報をお店側に伝えずにショッピングができるので、セキュリティが不安な海外通販におすすめです。

これから、当記事でメリット・デメリットを含めて、PayPalについて詳しく解説していきます。

目次

PayPalとは?

PayPalとはインターネットを利用した決済システムです。PayPalはアメリカを中心に普及していますが、190の国・地域で利用でき、21通貨以上に対応しています。さらに、世界中で2億2000万のアカウントが開設されています。

PayPalのサービスを提供しているPayPal Holdings Inc.はアメリカの会社で、国際部門(日本含む)は、シンガポールのPayPal Pte. Ltd.が担当しています。

利用方法を簡単に説明すると、ユーザーがメールアドレスやクレジットカード・銀行口座の情報などをあらかじめPayPalに登録しておき、ショッピングの際、PayPalでの支払いを選択すると、以下のようにPayPalを経由して商品代金を送金します。

PayPalを利用した送金の流れ

ユーザー⇒PayPal⇒販売店

つまり、ユーザーのクレジットカードや銀行口座の情報はPayPalにとどまり、お店側には伝わらないことになります。一方、通常の送金だと以下のような流れになりますよね。

通常の送金の流れ

ユーザー⇒販売店

通常の送金だと、このようにユーザーとお店が直接、お金のやり取りをするので、お店側にユーザーのクレジットカード情報を伝えなければいけません。

そのため、セキュリティに不安が残る海外通販サイトのようなショッピングの場合、PayPalを利用したほうが安全と言えます。

PayPalのメリット

PayPalパーソナルアカウントの登録・利用料金は無料

PayPalには以下のように2つのアカウントが存在します。

PayPalのアカウント
  • パーソナル:個人向け
  • ビジネス:個人事業主・法人向け

個人ユーザーであれば、18歳以上で「PayPalパーソナルアカウント」を利用することができ、登録・利用料金は無料です。

また、日本円の支払いであれば手数料無料になります。

安全性が高い

日本でも問題のある通販サイトがありますが、やはり海外の方が大小含めて問題のある通販サイトが多いと思います。

当サイト管理人も以下のような経験があります。

海外通販サイトのトラブル例
  • クレジットカードの情報を登録したら自分で削除できなかった
  • キャンセル品の返金を忘れられた
  • なかなか商品が発送されない
  • 到着した商品の個数が違っていた
  • 到着した商品が壊れていた

など

確かに致命的なトラブルではなく、メールなどで指摘すれば適切に対応してくれました。良く言えば「大らか」なんでしょうが、海外は日本よりもはるかにでたらめ・ルーズな部分があるんですよね。

このような海外通販サイトに自分のクレジットカードの情報を安心して登録できるかというと、やはり不安になってしまいますよね。

そんな時は、「PayPalとは?」で説明した通り、PayPalを利用すれば商品を購入するお店にはクレジットカードや銀行口座などの情報は伝わりません。

さらに、PayPalでは取引を24時間、365日モニタリングして、不審な動きがあった場合にアカウントを制限したり、個人情報は最高水準の暗号化キーで保護するなど、強固なセキュリティシステムを構築しているので、安心してショッピングすることができます。

通販サイトで支払い情報の登録が不要になる

通販サイトにいちいち、住所やクレジットカード・銀行口座の情報などを入力して登録するのは面倒ですよね。

ですが、PayPalを利用すれば、このような個人情報をPayPalで一元管理できるので、面倒な入力作業は不要になります。

特に海外通販サイトだと、住所を英語表記で入力する必要があるので、英語が苦手な方にとっては嬉しいですよね。

利用できるクレジットカードが多い

PayPalでの支払いであれば、利用できるクレジットカードの国際ブランドの選択肢が多くなります。

海外通販サイトだと、クレジットカードの国際ブランドはVISAやMasterCardだけしか対応していない場合があり、こんな時はJCB、American Expressなどの他の国際ブランドのクレジットカードで利用することはできません。

しかし、PayPalであれば、以下のようなクレジットカードの国際ブランドに対応しています。

PayPalで対応しているクレジットカードの国際ブランド
  • VISA
  • MasterCard
  • JCB
  • American Express
  • Discover

そのため、メインカードがJCBで海外通販サイトで使えないと困っていた方でも、PayPal払いを選択することで、問題なくJCBのクレジットカードを利用することができます。

充実した買い手保護制度がある

PayPalには充実した買い手保護制度があり、通販サイトに注文して「商品が届かなかった」、「全く別の商品が届いた」などのトラブルが発生した場合、PayPalで返金補償してくれるのです。

このような補償制度があれば、海外通販サイトでも安心して買い物ができますよね。

ただし、トラブルが判明してから180日以内の申請が必要だったり、自動車、不動産、ギフトカードなどは補償の対象にならないなど条件があります。

詳しくはPayPal公式WEBサイトで確認してください。

買い手保護制度-PayPal

クレジットカードのポイントを貯められる

PayPalへの支払いをクレジットカードに設定しておけば、直接クレジットカードで支払った時と同様に、クレジットカードのポイントを貯めることができます。

当たり前ですが、銀行口座から引き落としだと、何もポイントは貯まりませんので、クレジットカードの方がお得になりますね。
(PayPalへの支払いをデビットカードにした時は、デビットカードのポイントが貯まります。)

PayPalのデメリット・注意点

PayPalの通貨換算手数料が高い

海外通販サイトでPayPalを利用して支払うと、通常、日本円を外貨に換算する必要があるので、通貨換算手数料が発生します。

このPayPalの通貨換算手数料が高く、購入費用に対して3.5~4%にもなるのです。

クレジットカードの通貨換算手数料(海外事務手数料)が以下のように約1.6%なので、PayPalだと手数料で損してしまいますよね。

VISA/MasterCard/JCBの海外事務手数料例
  • VISA:1.63%
  • MasterCard:1.63%
  • JCB:1.60%

ただし、PayPalの管理画面から、通貨の換算をPayPalからクレジットカードに変更することが可能です。これで、通貨換算手数料を節約することができますね。

通貨換算をクレジットカードに変更して、為替手数料を安くする詳しい方法は、以下の記事をご覧ください。

通販サイトがPayPalに対応している必要がある

当たり前ですが、通販サイトがPayPalに対応していなければ、PayPalで支払うことはできません。

海外通販サイトで取り扱っている商品にいくら魅力があっても、PayPal払いができないとなると安全面で不安なので、個人的にはそのようなサイトからの購入は控えたほうが良いと思います。

PayPalの登録住所を英語表記にする

海外通販サイトを利用する際は、PayPalの登録住所を英語表記にしておいた方が良いです。

海外通販サイトによっては、PayPalでの支払いを選択した時に、PayPalの登録住所が利用される場合があります。

この時、海外通販サイトが日本語対応していたとしても、配送先住所や氏名については文字化けなどを起こしてしまうケースがあるのです。

最悪のケースだと、お店のスタッフがそのまま発送してしまい、配達されないこともありえます。

PayPalでは複数の住所を登録できるので、日本語と英語で両方登録しておいて、通販サイトによって使い分けられるようにしておきましょう。

まとめ

最後に要点をまとめてみます。

  • 海外通販サイトは支払い情報を伝えずにショッピングができるPayPalがおすすめ
  • PayPalの登録・利用料金は無料、通貨換算手数料もクレジットカードに設定変更可能
  • 「PayPal+クレジットカード」の組み合わせが特におすすめ

セキュリティが不安な海外通販は、クレジットカードや銀行口座の情報を伝えずにショッピングができるPayPalがおすすめです。

また、PayPalの登録・利用料金は無料です。通貨換算手数料もより手数料が安いクレジットカードに設定変更が可能なので、「PayPal+クレジットカード」の組み合わせで利用してみる方が良いでしょう。

PayPalパーソナルアカウントの登録方法については以下の記事をご覧ください。

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