RS PCB Library Wizardの使用方法

まずは、以下のリンクからDESIGN SPARK 公式WEBサイトに移動します。

DESIGN SPARK 公式WEBサイト

「便利ツール集」から「PCB Part Library」をクリックします。

「セットアップ&部品の検索」をクリックします。

「コンポーネントサーチサイト」をクリックします。

検索窓に入手したい部品の型番を入力して検索します。当記事では、例として「AD8610」で検索してみます。

「AD8610」には複数のパッケージ形状(フットプリント)があるので、検索結果も複数表示されました。「ECAD Model」の欄に「Build or Request」の表示のある部品はライブラリが用意されていません。

当記事では「8-Pin MSOP AD8610ARM」の「Build or Request」をクリックします。

「Pick One」をクリックします。

上記のように「Package Categories」が表示されるので、この中から「AD8610ARM」の適切なパッケージを選びます。

「AD8610ARM」はMSOPなので、「Small Outline Packages Includes MSOP & TSSOP」をクリックします。

「LAUNCH WIZARD」をクリックします。

ログインしていない場合、上記のような画面が表示されるので、アカウント登録した「ユーザー名」と「パスワード」を入力して「OK」をクリックします。

上記のように、PCB Library Wizard(基板ライブラリ作成ウィザード)が起動します。これから、「AD8610ARM」の基板CAD用ライブラリを作成します。

「Pin Count」に「ピン数(8)」、「Part Category」に「部品の種類(Integrated Circuit)」を入力した後、「Next」をクリックします。

「Consider loading package data from an exsting package」に「パッケージの種類(8MSOP-1)」を入力します。

AD8610のデータシートを参照して、「Dimensions for AD8610ARM(AD8610ARMの寸法)」を確認後、「Next」をクリックします。

もし寸法が違っていた場合は、別のパッケージに変更して確認します。例えば、8MSOPであれば、「8MSOP」、「8MSOP-1」、「8MSOP-2」の3種類があるように、一般的なパッケージ形状であれば、パッケージ変更することで寸法の合うものを見つけられると思います。

AD8610のデータシートを参照しながら、「Electrical Pin Information」の「Name」と「Type」を入力後、「Final Check」をクリックします。

全てのチェックが完了したので、「Complete Part」をクリックします。

画面右上に「Download Model」が表示されるので、クリックしてダウンロードします。

自分で作成したPCB用ライブラリは、「RS Account Activity」でいつでもダウンロードすることができます。
(PCB Part Libraryへのリクエストと違って、他の人に公開されることはないようです。)